保証人不要の住宅確保支援
一般社団法人蝦夷サポート協会では、保証人や保証会社を必要とせず、生活保護受給者の方でも入居が可能な賃貸物件を多数提供しています。住宅確保要配慮者居住支援法人として北海道から指定を受け、求職中の方、身寄りのない方、ご高齢の方、出所された方、入居審査に通らなかった方など、さまざまな事情を抱えた方々の住まい探しをサポートしています。 札幌市内各区を中心に、最短即日入居が可能な物件から、ペット可、ネット無料といった条件の物件まで、多様な選択肢を用意しています。不動産仲介会社への同行や契約手続きのサポートも行い、住居確保に関わる一連のプロセスを安心して進めていただける体制を整えています。
生活困窮者への包括的自立支援
一般社団法人蝦夷サポート協会は、「働きたくても働けない」「住む場所がない」といった生活にお困りの方を支援し、自立に向けたサポートを行う団体です。近年の雇用の不安定化やコロナ禍により経済的困窮に陥る方が増加する中、第2のセーフティネットとして機能し、現に経済的に困窮し最低限度の生活を維持できなくなるおそれのある方々に対して、多様で複合的な生活課題の解決に向けた幅広い相談支援を実施しています。 ホームレス状態、ネットカフェ難民、車中生活、離職による住居喪失など、緊急性の高い状況にある方々への一時保護施設の提供、生活保護申請や行政手続きのサポート、お引越しや不用品処分・回収のサポートなど、生活全般にわたる包括的かつ早期的な支援を提供しています。
就労支援と求人情報の提供
一般社団法人蝦夷サポート協会では、住居の確保だけでなく、就労準備支援にも力を入れています。求職中の方へのお仕事紹介、就労支援、求人に関する情報提供を通じて、経済的自立への道筋をサポートします。単に仕事を紹介するだけではなく、一人ひとりの状況や能力に応じた就労準備を支援し、安定した生活基盤の構築を目指しています。 地域社会の中で生活を立て直していくため、暮らしに寄り添いながら継続的なサポートを行っています。生活困窮者が抱える複雑な課題を受け止め、その人らしい自立を実現するために、医療機関への同行など必要なサービスも提供し、自立後も安心して生活できる環境づくりに取り組んでいます。
社会的孤立防止への取り組み
一般社団法人蝦夷サポート協会は、2019年3月の設立以来、社会構造の変化により生じる人と人とのつながりの希薄化や社会的孤立のリスクに対応してきました。貧困の世代間連鎖をはじめとする複雑かつ多様化した課題に向き合い、2013年に成立した生活困窮者自立支援法の理念に基づき、一人ひとりの状況に応じた暮らしやすさをサポートしています。 生活が破綻しそうなとき、または困難を抱えた方が周囲にいる場合、気軽に相談できる窓口として機能することで、地域全体のセーフティネットの強化に貢献しています。行政や医療機関との連携を密にし、利用者の方々が孤立することなく、地域社会の中で安心して生活を再建できるよう、多角的な支援を展開しています。


